2018年10月21日日曜日

第19回南大阪交流大会

今日は堺市大浜体育館において、心魂道場主催の南大阪交流大会が行われてました。

私の緊近の案内で試合締切日まで、めちゃめちゃ時間がなかった事。
参観日や地域行事と重なった事もあり、泉州道場からは 尾崎支部の高橋柊翔 一人のみの寂しい人数での参加でした…( ・_・)

先月末の審査でまだ新しい帯になったばかりで、偉いさんのお髭のようにピンピンに新しいオレンジ帯を締めた柊翔。

でもエントリーしてから短い期間でしたが、道場に早めに来て自主練したり、あちこちみんなに声をかけて組手をお願いしたり…
また、私に「先生、組手教えて下さい!」「先生、ミット持って下さい!」
と、本当に貪欲にいつも一生懸命やってきました。
お家でもたくさんたくさん自主練してきました!

試合当日、私は記録係なので試合前の準備や打ち合わせなど、スタッフとしての役割があるため、アップもしてやれず、もちろんセコンドにもついてやれません。

朝、座ってスタッフの仕事の準備をしていると私を見つけ走って来て、大きな声で挨拶に来てくれました。

また、私は自分の役割で手いっぱいで、柊翔に何も言う暇がなかったのですが、私だけでなく、主催者の先生方や会場にいる諸先生方、鎌苅師範にもきちんと挨拶していたそうで、後日、私が出稽古させて頂いた時に、鎌苅師範が柊翔の挨拶の事を誉めて下さいました。

さて、試合ですが、2年生のチャレンジクラスに出場しました。
一回戦は、紫帯の男の子。
柊翔よりも約20㎝大きく、頭半分程の身長差です(;゚д゚)

稽古時に、身体の小さい柊翔は自分の頭一つ分上にハイキックを蹴る稽古もたくさんしました。

主審の先生の「始め!」の声で大きな気合と共に勢い良く飛び出して行き、前蹴りや上段廻し蹴りをどんどん繰り出し、パンチのラッシュと共に前へ、前へ!

大きな相手選手をどんどん後ろに下げて、何度も場外までパンチと蹴りで押し出しました。

ポイントは取れなかったものの、試合終了時間まで終始攻め続け、本戦で3-0の判定勝ちで決勝戦進出でした!

お昼からの決勝戦。
今度も先ほどの相手と同じくらいの身長差の紫帯の女の子。
でも柊翔は、不安がるような素振りもなく、マイクでコールされるととっても大きな声で返事をし、コート中央に走って出て来ました!

一回戦同様、「始め!」の合図で前蹴りを出し、そのままパンチ、蹴りの連打で前に前に!

稽古でちょこちょこ~のネコパンチだったのを私にダメ出しされ、何度も何度も脇を締めてしっかり手を伸ばすパンチや、ハイキック、前蹴り、コンビネーションの稽古をし、毎回汗だくになって頑張っていました!

また、居残り稽古でヘロヘロになってから延長戦を闘うスタミナ稽古を何度も何度もやった甲斐があり、今回の決勝戦で延長戦にもつれ込み、最後の最後、一番苦しい時にもう1ギア上げてラッシュをかけていました(^o^)

苦しい稽古の成果で延長戦、相手選手に1本、引き分け1本、柊翔に3本の旗が上がり、見事、優勝をもぎ取りました(≧∀≦)

柊翔、優勝おめでとう!!

今回、何より立派だったのが、表彰式での立ち振る舞い。

整列時も、主催者の先生の総評を聞く時も、ずっと十字を斬り、微動だにせず不動立ちでしっかり集中して話を聞いていました。

入門当初、集中力がなく、ガサガサしたり、みんなと違う事をしたり…で何度も私に叱られ、いろいろな思いをした柊翔ですが、とても立派になり、辛抱強くなり集中力もつきました。

また表彰状とトロフィーを受け取る際には大きな声で「押忍!ありがとうございます!」としっかり御礼が言えていました(^_^)

優勝した事も、とても素晴らしいのですが、何より私が目指している「空手を通じて体力面だけでなく、返事や挨拶などの礼儀作法や、精神面の成長を目指し、学校や家庭、社会で役立つ人になる事」の第一歩を踏み出せたと思います。

また、会場である柔道場の玄関の脱ぎ散らかされた靴を黙々と揃え続け「道場で習った事が外で出来なければ意味がない!」を実践していました(^_^)

今回、こういったみんなの見えないところでの行いも金メダリストの柊翔でした!

今回の試合、受付や、アップもセコンドなど、一切ついてやれないところを、鎌苅道場 泉佐野支部の智紀や、内弟子の望生が面倒を見てくれ、大変ありがたかったです(^_^)

最後になりましたが、主催者の心魂道場 中川師範、御座岡師範、また聖眷会鎌苅道場 鎌苅師範、心魂道場の諸先生方、スタッフの皆さま、大変お世話になりありがとうございました。

私の師匠、鎌苅師範とも一緒に撮って頂きました!

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