2018年5月6日日曜日

今日のコナミ和泉府中教室

昨日の夜、以前ブログに書いた白帯の男の子の保護者さんからメールがありました。

道場では、あんな調子(泣いたり、ゴネたり、寝たふりをしたり)の時もあるけど、本人は空手が好きで辞めたいと言った事は一度もないんです。
先日も自分からひとりで道着を着てみる!と頑張り、お家で型と一本組手の自主練をし、その後、私(保護者さん)とスパーリングの自主練までしました。

自宅ではこんなにやる気を出して頑張るのに、どうして道場に行くとあんな調子なんだろうと考えてしまいます…

といった内容でした。

その子は身体が小柄で、周りの道場生は比較的もっと学年が上の子ばかり、身体もその子よりも大きな子ばかり…
どうしても、まだ自分は小さいから…と思ってしまうのもあるのかも知れません。
やっと同い年の子が最近入門してきましたが、とっても恥ずかしがり屋さんで、自分から関わりに行くのもちょっと苦手です。
でもとっても愛嬌があり可愛らしい性格の子で、やる気スイッチが入ると、頑張れる力を持っているのも一年間の稽古で見抜きました!

いつものように早めにギャラリーに到着すると…
その子はもう既に道着に着替えて待ってくれていました(^-^)

保護者さんにお願いし、お家での自主練の動画を見せて頂き、その子を誉めました(^-^)

その子は恥ずかしがってどっかに隠れてしまいましたが、ニコニコとまた戻ってきたので「○○~!お家であれだけ上手に型出来るんやったら、先生保留にしてるオレンジ帯渡せると思うゎ。見てもいい?」と聞くと「押忍(^o^)!!」と元気な返事が(^-^)

少年型Ⅰを大きな気合いとともに堂々と行い、数回、改良点を稽古し、型は合格点になりました。
そのまま「あと一本組手、見て合格ならオレンジ帯渡せるゎ!やろか?」と言うと「押忍!!」とやる気満々(^-^)

一本組手も何度かやり直しはしたものの、お家での努力が実り「よっしゃ!!合格(≧∇≦)」「2ヶ月保留やったから5月の末まで渡さないはずだったけど、これなら今日オレンジ帯渡しても文句無しやゎ!授与式しよう!」という事で、道場内で遊んでいる子や、自主練している子が見守る中、オレンジ帯の授与式を行いました(^-^)

「稽古始まるまでにオレンジ帯に締め直しておいで~」と伝え、稽古の準備をしていると…
先週、保留合格の課題点を見せに来て「アカン!!そんな気合い抜けの一本組手なら今日は、もう見ないよ!!なんで審査本番保留合格になったと先生が伝えたか?もう一回お家で考えておいで。」と厳しい言葉をかけて帰した子です。

私が子どもの頃なら「何やねん!!もう空手行けへん(*`Д´*)辞めるっ」と腐ってしまうと思います。

でもその子は、何故保留になった課題点を見てもらえなかったのか?をキチンと理解し、稽古前の時間に自分から新しい帯をもぎ取るために先週厳しい言葉を投げかけた先生の元にやって来ました。

先週とは打って変わって大きな声で話し、気合いも満点!
いつも下を向いている目線もちゃんと相手を見ています。

一本組手を数種類行い、動きは文句無しでした!
文句無しと言うよりもメンタルが変わっただけであんなにも動きが良くなるのか?と言うぐらい、シャープな動きに変わりました。

そのまま、その子も認定証と帯の授与式を行い、新しい帯に締め直し稽古を開始しました。

今日は、子ども日ということで、基本稽古の後、保護者さん方に子どもたちがどれくらい成長したのか?上達したのか?を見て頂きました。

まず、親子でミットを持ってもらいハイキックや、ローキックを受けてもらい、ガードをしながら、気合いを出しながら蹴る姿を実際に体験して頂きました。

その後、保護者さんにも左右二本ずつだけ蹴ってもらい、普段、子どもたちはこんなに難しい事、しんどい事を頑張っていることを体験して頂きました(^_^;)

その後、帯別にみんなの前に出て少年型Ⅰ、Ⅱ、Ⅲを披露しました。

どの子もモジモジ、ふにゃふにゃする事なく、呼ばれたら大きな声で返事をして素早く前に出て、堂々と型を披露出来ました。

型の後は、手足にサポーターを付け、頭にヘッドガードを付けて帯別に軽い組手を行いました。

オレンジ帯になったばかりで、まだ小さな声でしかお話出来ず、腹筋が弱いため、組手で入った相手のパンチが痛くて泣いてしまった子…
同じ帯でも体格も大きく学年も上の相手にでもガンガン向かっていく子…
とっても上手に受け返しをして「さすが上級帯やな」と保護者さんに言われていた子…

様々ですが、みんなの頑張っている姿を保護者さんに見て頂けました(^-^)

最後は「組手をしてしんどいのはみんな一緒!最後、10本の正拳中段突きを力振り絞って頑張るのか?ダラダラ手を前に交互に出すだけなのか?で変わってくるよ。」と話すと、ものすごい気合いの中、全員が正拳中段突きを10本突いて稽古を終了しました。

審査受験者が、全員新しい帯になり、より一層気合いの入ったコナミ和泉府中教室でした(^-^)

押忍。

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