2018年12月9日日曜日

第二回 全日本空手道選手権大会2018①

改めて試合の感想を書かせて頂きます。

今回の全日本大会、本当なら9月30日に開催されるはずが超大型台風直撃で本日に延期が決まりました。

前日の支部長会議で延期決定を聞いた時には、正直かなり凹みましたし、延期日程も未定だったため、その後、モチベーションを保つのも正直キツいものが有りました。

ただ、私が住んでいる泉州地区も前回の台風で関西空港の連絡橋にタンカーがぶつかったり、家屋や工場、電柱や樹木の倒壊などかなりの被害があり、
無理に開催して何かあってからでは遅いので最善の策だと納得でした。

さて、元々の9月の大会にエントリーをしてからの二ヶ月と、その後の延期が決まってからの二ヶ月。
プライベートでは仕事の転勤で、8月末から右も左も分からないのにいきなり新規立ち上げ部署の責任者になり(;゚д゚)(°°;)
毎日が大奮闘の連続でした。

そんな中、空手の指導、自分の稽古、家庭の事。
何とかかんとか毎日を乗り越えたと言うのが今振り返っての感想です(^_^;)

それだけに大会当日の開会式で舞台に立たせて頂いた時に「あ~、こうやって開会式に選手として参加出来るのって当たり前やないんやなぁ…有難いなぁ…」と国旗掲揚を見ながらしみじみと思いました。

さて、一回戦。
対戦相手は宮野道場の初段の畑本選手でした。

真正会の5月の大会で知り合いましたが、前回はクラスが違ったので初対戦でした。

以前、大会での闘いぶりを見てパンチも蹴りもどんどん繰り出し、また大変スタミナがある選手なのも存じていました。

まず、今回の試合の目標として、
気持ちで負けない事。
声、気合で負けない事。
落ち着いて闘う事。

を一番大事に頭に置きました。

ファーストコンタクト、先に自分から動けるように!を頭に置いて、審判の先生の「始め!」の合図と共に気を吐いて挑みました。

指導の後に独り稽古をしたり、師匠の鎌苅師範の道場に出稽古時にアドバイス頂いたカウンターなどを落ち着いて出せるように、しっかり受けて、自分の攻撃をする事を心がけて闘いましたが、毎回初戦は動きが悪く…思うように動けませんでした(-_-#)

結果は
引き分け①
自分に④の旗が上がり何とか勝たせて頂けましたが、後で動画を見ると反省点多数でした(>_<)

次は少し時間を置いて準決勝戦。
ここからは素手素足の闘いになります。

5月のマスターズ女子の試合で対戦し、その後、とっても懇意にして頂いている
鳳雛会の黒帯、杉本選手でした。

杉本選手は生まれつきの隻腕ながら、それを微塵にも感じさせない強さで、体格も私よりもかなり大きくて私の苦手とする闘い方をするタイプの選手です。

だからこそ、前回試合で当たった時の攻撃の特徴を思い出し、独り稽古で何度も何度も対策を練りました。

それでもファーストコンタクト、以前の試合よりもレベルアップしていて、なかなか思うようにさせてくれません!
動画を見て振り返ると、最初の30秒ぐらいは腰が浮いて、構えも出来ておらず、よろめいたり…と何とも危なっかしい試合展開に思いました。

杉本選手は、左右のローキックが強烈なのも、パンチが強いのも、前蹴りをどんどん繰り出してくるのも前回の試合でよく知っています!

何とかその攻撃の術中にはまらないように、捌きを駆使して自分の攻撃のありったけで挑みました。

本戦判定で五本私に旗を上げて頂けて勝ちましたが、正直、二回戦が一番しんどかったです(>_<)

懇意にしてもらっていてプライベートでも仲が良いだけに、稽古を頑張っているのも知っており、前回よりもレベルアップしていて正直ヒヤヒヤしていました。

そして、とうとう決勝戦。
相手は、宮野道場の弐段、白井選手です。

39歳という若さで私より大方10年若いです(゜ロ゜;)

一回戦、二回戦の闘いぶりを見ていても、強くて上手くて、動きも早く、きっと決勝に勝ち上がるだろうな…と予想していた通りでした。

師匠の鎌苅師範にも「奥野の苦手なタイプやな」とドンピシャに当てられました(>_<)

鎌苅師範に教えて頂いたアドバイスも頭に叩き込み、始めの合図と共に飛び出しました。

一回戦では捌きで相手選手を転がしていたので、捌かれないように、転がされないように注意しながらも、自分の闘い方が出来るように。落ち着いて冷静に。
と何度も言い聞かせながら闘いました。

動きも早く、攻撃も多彩なので苦戦しましたが、鎌苅師範のアドバイスを思い出して闘う事と、セコンドに付いて下さった大先輩の柳瀬先生が的確なアドバイスを送って下さるので、よく聞きながら動きました。
また後輩の望生もセコンドでたくさんアドバイスしてくれていたのもとても良く聞こえて、すごく力になりました。

本戦を闘って判定を待っている間、自分では「引き分けで延長やろな…」と思っていて、「スタミナ稽古も独り稽古でたくさんしたから、絶対負けへんぞ!」と覚悟していたのですが、
判定は
引き分け①
私に④の旗判定で勝たせて頂けました。

長くなるので、全日本空手道選手権大会2018②に続きます。

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